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バリの女性実業家が留学生プログラム 日本の大学への留学をサポート

ラドム・イスカンダール万亀子さん

ラドム・イスカンダール万亀子さん

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 バリ島在住の女性実業家、ラドム・イスカンダール万亀子さんがバリ州知事の要請を受け、バリ島の優秀な高校生たちを日本の大学に留学させるプログラムを5月、本格的に始めた。

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 バリ島の貧しい家庭にありながら優秀な学力を持つ生徒を集め学ぶ機会を与えるフルスカラシップの全寮制高校、国立マンダラ高校(シンガラジャ地区)の2016年度卒業生を第1期生として、日本の大学に進学させる。

 バリ島の高校卒業は5月であるため、学生らが日本の大学に入学するのは2017年の4月となる。入学までの期間、イスカンダール万亀子さんは学生らをインターンとして受け入れ、大学での学習に必要な日本語を習得させる。

 イスカンダール万亀子さんはバリ日本人会前会長、バリ日本語補習授業校の終身名誉校長、バリ日本友好協会理事長として活躍、子どもたちの教育環境の向上、日本とインドネシアの友好親善のため力を注いでいる。

 バリ島の日本語補習授業校建設にあたっては、自身の所有敷地を15年間無償貸与した。さらに空港の拡張工事のため、バリ滞在中だった日本の大手ゼネコンと掛け合い、校舎建設の協力を得るなどした。

 旅行会社ラマツアーズの社長を務め、バリ島在住の日本人女性実業家の草分けとして活躍しているイスカンダール万亀子さん。在留邦人への長年の福祉向上への功労をたたえられ、2006年には外務大臣表彰、2014年4月には「春の叙勲」(旭日双光章)を受章している。

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