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バリ島ウブド在住日本人画家マンデラ恵子さん 東京で個展

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  日イ国交樹立65周年の今年、東京の表参道にある「ギャラリーSARI」(東京都渋谷区神宮前3-6-1)で7月28日~30日、5年ぶりとなるマンデラ恵子さんの個展が開催される。

  愛知県名古屋市生まれのマンデラ恵子さんは1988年にバリ島を代表する宮廷舞踊を継承している王侯貴族階級のマンデラ家に嫁いだ。ロイヤルファミリーの嫁、妻そして母としての仕事をこなしながらウブド王家が経営するロイヤル・ピタマハなど3つのホテルで日本人宿泊客のコーディネーターを務めるなど多忙な日々を送る一方、画家としても精力的に活躍。2020年には外務大臣表彰を受賞している。

  東京での個展は当初2020年8月を予定していたが、新型コロナウイルスの世界的パンデミックの影響で延期が続きようやく今年の開催が決定した。前回の2018年以来5年ぶりとなる。今回展示する作品はバリ島のアトリエで描かれた油絵とパステル画のおよそ23点。

 バリの伝統衣装をまとう柔らかな女性や女神などが多く描かれている恵子さんの作品は、バリ島の風景の中にありながら、どこか日本を感じさせる。会場では恵子さんが長年集めてきた小物類のコレクションを販売するコーナーも設ける。

 恵子さんは日本へ出発する前、「インドネシアは6月9日に入国制限が解除され、8月からはガルーダインドネシア航空が成田-デンパサールの直行便を週5便に増便することも決まり、ようやく日本とバリ島との行き来が自由になった。3年の月日を経て、ようやく私も東京で個展を開催できることに感謝の気持ちで一杯。観光で成り立っているバリ島にとっては壊滅的なダメージをもたらした鎖国状態だったこの3年間は大変厳しい時期でもあったが、多くの学びや気づきを与えられた貴重な時期だったと感じている。またこうして日本の皆さまと会場でお会いできるのを楽しみにしている」と思いを話す 。

  日イ国交樹立65周年を迎える今年は日本で画家としての活動の他、日本各地を回り講演会をするなど精力的に活動する予定。8月8日16時30分~17時30分は東京農工大学府中キャンパス農学部本館講堂で「バリ島文化の深遠を語る~神々とガムランとバリ舞踊と~」をテーマに、ティルタサリ舞踊団による舞踊も披露する。入場無料。

 個展の開催時間は11時~18時。

問い合わせ:mandera.peliatan@gmail.com 

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