
NPO法人「海さくら」が主催する日本の海の日環境イベント「ブルーサンタごみ拾い」が7月19日、バリ島ギャニャール県のグミチェッビーチ(Jl.Pantai Gumicik Ketewel, Sukawati, Gianyar)で開催された。
日本財団が推進する「海と日本のプロジェクト」の一環でNPO法人「海さくら」が主催する同イベントは、日本では毎年7月の第3月曜日の「海の日」に江の島で開催している。同NPOが運営する環境ポータルサイト「BLUE SHIP」に登録し全国で環境活動に取り組む団体と個人に呼びかけ、6月中旬から7月末にかけて、日本の各地でも開催。今年は既に全国で約340団体が実施しており、数年前からは海外でも開催している。
今年もバリ島内の2カ所で開催し、その一つが今回のギャニャール県グミチェッビーチで行われたイベント。同所でのビーチクリーンは昨年同様、地元のごみボランティア団体の「クリーンアップバリ」「ブミキタ」が参加し、さらに今年は日本の介護施設で働くための職業訓練校「LPKフジアカデミー」の学生30人も加わった。
6月26日に同NPOの担当者が学校を訪問し交流会を行った際に、今回ビーチクリーンに参加した学生たちにブルーサンタのTシャツと帽子を手渡していたことから、当日は皆、その服装で参加した。
引率の教官は「学生たちは勉強のカリキュラムがぎっしり詰まっていて寮生活もしているので、なかなか外出する機会がない。こうしてビーチクリーンに参加することは学生にとっても良いリフレッシュになったのでは」と話す。
今年はさらに16歳~18歳のフランス人観光客16人が急きょ参加したほか、当日ビーチを通りかかったオーストラリア人家族も加わるなど、総勢60人以上が参加した、バリ島らしい国際色豊かなビーチクリーンイベントとなった。