
バリ島ギャニャール県誕生252周年記念イベントが4月12日~19日、アルンアルン広場(Jl.Pudak, Gianyar)で開催された。
芸術の村といわれる観光客で人気のウブド村があるギャニャール県は、木彫りや石細工、影芝居や絵画など古くから芸能や芸術が盛んな地域。期間中、県内の伝統芸能や芸術、コンサートなどが開催され、今年人気の高かった県内のオゴオゴ7体も展示。連日、多くの人でにぎわった。
「オゴオゴ」は、バリヒンズー教の新年の前夜に邪気を払うために各集落で悪霊をかたどったみこし「オゴオゴ」を担ぎ村を練り歩く伝統行事。今年は例年になくタンパクシリン村のオゴオゴ「Tukak Tunggul」がSNSで話題になり、展示されたオゴオゴが注目を浴びた。
16日のオゴオゴ・コンテストで、審査員からは「見たことのないポーズや細部までのこだわりが素晴らしい」「他に類のないセンセーショナルな作品」「ストーリー性もきちんとあり、オゴオゴの定義に添っている見事な作品」などと評価され、ガジュマルの切り株に座り、村を見守る妖怪「Tukak Tunggul」が優勝した。翌17日にはオゴオゴ・パレードも開催された。