
プロの日本人ストリートダンサーたちによる無料ワークショップが4月13日、バリ島・マス村にある文化施設「BIDADARI MANDARA」(Jl. Raya Mas 47, Gianyar)内のアートスペースで開催された。主催は日本インドネシアストリートダンス振興会。
同振興会が主催するバリ島でのストリートダンスのワークショップは2017年・2018年に行われたが、その後はコロナ禍で中止に。地元バリ島のストリートダンサーからの要望もあり、今年、7年ぶりの開催が実現した。同振興会のNOCCIさんは宮城県仙台市でダンススクールを経営し、専属インストラクターでもあるプロのダンサーたちが今回のワークショップに参加した。
参加者は親子連れが多く、そのほとんどが初心者。午前中はNOCCIさんとヒップホップダンサーのRYUKIさんが、親子で楽しめる「キッズダンスクラス」を開講。続く「J-POPダンスクラス」では「鬼滅の刃」の曲「紅蓮華」に合わせた振り付けで踊り、子どもも大人も盛り上がった。午後は参加者がさらに増え、「 K-POPダンスクラス」では、「ダンスの見栄えがアップする」というアイソレーションの基礎レッスンでスタートし、その後、難易度が高いがストレイキッズの曲「CHK CHK CHK BOOM」の振り付けを皆で踊った。最後はブレイキン。利き手によって回る方向が違うため参加者を右利き左利きに分けて順番に指導。初めてブレイキンに挑戦した子どもたちもみるみる上達していった。
NOCCIさんは「国際色豊かなバリ島に住む子どもたちに、ストリートダンスという素晴らしい世界があるということを伝えたい。われわれの活動や出会いをきっかけにして、自身の奥底に潜む好きなことに目覚めたり、夢や希望を与えられたりするような国際交流を、これからも続けていきたい」と話す。
ワークショップ前日の12日には、クタのショッピングモール「リッポモール」のステージでダンサー7人によるショーケースが行われた。