
日本人オーナーのおむすび専門店「MUSUBI」(Jll. Raya Campuhan、Sayan Ubud)がウブドのチャンプアン通りにオープンして、3月24日で3カ月がたった。
すしやラーメンに次ぐ日本食として注目を集めているのが、日本の食文化の定番的存在の「おむすび」。米を主食とし、魚や肉、野菜などが具財に使われているため栄養バランスが良く、低カロリーでヘルシーなことから、海外でも人気が高まっている。そうした人気の波はバリ島にも押し寄せている。
昨年12月24日、ウブドにオープンした同店は、カウンター7席のみのコンパクトな店。手作りのこうじやみそを使うほか、米は日本米を使い、「東京にあるレストランのシェフが味の監修を行っている」という。
店主の五十嵐邦夫さんは「おむすびには『結ぶ』という意味がある。日本人の和の心の象徴である『おむすび』を通し、世界中の人が集まるこのバリ島で、人と人、日本とバリ島、そして日本と世界をつなげ結んでいきたい。そういう意味を込めて、私たちは『おにぎり』ではなく『おむすび』という言葉を使っている」と店名への思いを話す。「欧米のお客さまが多く、みそ汁も大変好評。外国の方に苦手と思われるような梅干も思いのほか好評で、逆に驚いている。時代の変化の流れを実感している」という。
提供するおむすびは20種類、今月、新たに6種類の新メニューも登場した。料金は2万ルピア~4万5,000ルピア。付け合せのセットメニューは、3種から選べる総菜、みそ汁とお茶が付いて5万ルピア(サービス料・税別)。今後はアルコールの提供も予定する。
営業時間は10時~22時。