バリ島で飲み所として親しまれてきた「ラーメンごん太」が2月25日、10年間の経営に幕を下ろした。
バリ島で、お笑いトリオ・パンサー管良太郎さんの父が作るラーメン
同店は2006年3月、サヌールのランドマークであるハーディズ・スーパーマーケットの前で営業を始めた。以降、「ごん太さん」の相性で親しまれるオーナーの管道廣さんを慕う日本人在住者の憩いの場となり、バリ島の数あるラーメン店の中では一番古い店となった。しかし、バリ島の賃貸状況は急速に変わり、家主側の事情により契約更新ができなかったため、やむを得ず急きょ店を畳むことになった。
ごん太さんは日本で人材派遣会社を経営。定年後は会長として悠々自適な暮らしをしていたが、自らそれを一変させて単独でバリ島へ移住。長男は人気お笑いトリオ・パンサーの管良太郎さんで、バラエティー番組から密着取材を受け、「家族を置いて突然バリへ旅立った父」として日本全国に放送された。
「バリ島にて開業してから今まで、ささいな苦労はたくさんあったが、幸いにも一度も壁にぶつかることなく、楽しい思い出でいっぱい。長年手伝ってくれた店のスタッフの再就職先も全て準備できて感無量。これからは少しのんびりと大好きなバリを謳歌(おうか)したい」とごん太さん。