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デンパサールのギャラリーで日本人による草木染展

草木染め色のバリエーション

草木染め色のバリエーション

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バリ島デンパサールの「Cush Cush Gallery」(Gg. Rajawali No.1B, Dauh Puri Klod Denpasar) で12月7日から2025年1月12日まで、200年以上続く京都の天然染料染織工房「染司よしおか」6代目当主吉岡更紗さんの展示会「Colors Everywhere - 方々に色々」を開催している。

染めの原料となる植物の見本

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バリの色に関する研究プログラムが、吉岡更紗さんの師であり父でもある染司よしおか5代目当主吉岡幸雄さんのNHKの撮影ドキュメンタリー映像を2022年に観たことから、日本の色をめぐる旅が始まった。同展示会は植物から生み出される自然色をテーマにした6代目当主である吉岡更紗さんの作品やその家族が受け継いだ伝統の天然染めの色を展示している。

展示内は、色のグラデーション毎にどのような自然の植物や貝などを使って色を出し染色しているかデイスプレイされている。紫、赤茶色系はクローブやマメ科の木の幹の阿仙、紫根や貝紫の貝の内臓にあるムラサキ腺から色素を採り、また、ピンク、オレンジ、赤系には天草、紅花、日本茜から、そしてブルーやグリーンにはインデイゴ一年草等、黄色系には柘榴やススキに似た多年草を乾燥させたものを煎じて天然素材の木綿、シルク、麻などの生地に色を染めている。

同展示会はバリ島での開催後ジャカルタでも1月24日~2月7日開催される予定。

営業時間は10時~17時。

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