バリ島の新鮮な鶏を和風で提供する料理店「七人の鳥侍」(Jl.Raya Sunset Kavling 8, Legian,Kuta,Bali、TEL 0361-8475933)が昨年12月、新メニューとして「激辛ラーメン」のと提供を始めた。
昨年8月のオープン以来、日本人在住者やローカルに人気を集める同店。オーナーの岡崎さんは福島県南相馬市の出身で、経営していた飲食店が東日本大震災のあおりを受けてやむをえず休業に至った。その経験をバネにして更に目標を高くし、世界を舞台にすることに猛進したという。
「七人の鳥侍」の店名は、黒澤映画「七人の侍」のように世界に羽ばたく夢を込めて名付けた。 世界進出第1弾はバリ島。バリ島のローカルに鶏本来のおいしさを知ってもらい、「日本の味の虜にしてみたい」と言う。
開店当初の客層は日本人がほとんどだったが、今ではインドネシア人で満席になる日も多い。今ではインドネシア人の好みも多少取り入れている。
インドネシア人の希望を取り入れ、唐辛子の利いた激辛メニューをラインアップに加えた。辛さを16段階から選べる。チキンパーコーメン(85,000インドネシアルピア)、辛ネギラーメン、担々麺(以上6万5,000インドネシアルピア)、辛みそラーメン(6万8,000インドネシアルピア)など。インドネシア人は唐辛子を食べない日は無く、唐辛子の無い食事は物足りないという。新メニューのラーメンは「唐辛子の辛みが鶏のうま味を消さないように仕上げている」という。
定番の人気メニューは鶏塩ラーメン(6万5,000インドネシアルピア)で、「鶏ガラのうま味が生きた上品なスープが自家製麺に絡み、鶏チャーシューがホロホロと口の中で溶ろける」という。 鶏塩ちゃんこ(8万8,000インドネシアルピア)/2人~)は、野菜と鶏肉、鶏団子を楽しんだ後に麺を入れることを勧める。焼き肉盛り合わせ(1~2人前、9万8,000インドネシアルピア)は新鮮なレバーやせせり、砂肝、カルビなどを香ばしく焼きくことができる人気の宴会メニュー。裏メニューのバーニャカウダ(1~2人前、7万8,000インドネシアルピア)も人気が高いという。
営業時間は11時~23時。岡崎さんは現在、南相馬市の飲食店の再建と、「七人の鳥侍」の2店舗目の準備を進めている。