PMI(赤十字インドネシア)のボランティアが1月13日、バリ島と地続きの島、スランガン島の難民キャンプでプラスチックごみによるリサイクルバッグ作りの講習会を行った。
同エリアにはこれまで約30世帯が違法に住居を建てて生活していたが、昨年12月の執行で取り壊された。しかし、行き場のない26世帯が未だ難民としてテント生活を送っている。
同講習会のリーダーであるユニさんは9年前に軍人だった夫を亡くした。小さな子どもを持ちフルタイムで働くことができないため、プラスチックごみを使ったバッグ作りを習い、制作を始めた。使い勝手の良いユニさんのバッグはバリ島内で評判となり、現在は注文に応じることで生計を立てているという。
「このキャンプの人たちは男性が釣りをして生計を立てているが、女性たちにもバッグ作りをすることで少しでも生活に役立ててほしい」とユニさんは話す。