バレンタインに何を贈る?バリ島バレンタインデー事情

恋人へのプレゼントを買いに来た青年

恋人へのプレゼントを買いに来た青年

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 2月14日のバレンタインデー、バリ島では男性から、女性から、どちらからという決まりは無く、愛の告白をする日として親しまれている。

「バレンタイン・コレクション」には多くのぬいぐるみが並ぶ

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 日本のバレンタインといえばチョコレートだが、バリ島では花やぬいぐるみを贈ることが多い。バレンタインデー近くになると、菓子店のほか、「コレクション」と呼ばれるファンシーショップにピンク色や赤色のハート柄やリボンでラッピングされたチョコレートやケーキ、ぬいぐるみがディスプレーされ、店の前は交通整理が必要なほど混雑する。

 客のほとんどは男性だ。1メートル余りもあるビビッド・カラーのクマのぬいぐるみは定番で、恥ずかしそうに抱えて持ち帰る男性の姿も少なくない。

 この日はデンパサールにある花屋街も、バレンタイン用の花束やバラの花を買い求める人で混雑し、深夜まで営業する書き入れ時となる。ここでは真剣に花を見繕って花束にしたり、メッセージを添えたり、チョコレートと組み合わせたりする人の光景が見られる。

 製菓材料を売る店には、ハートの型抜きや「LOVE」の文字の型抜き、ハート柄のケースなどが膨大に陳列される。「女性から男性へのプレゼントは手作りのチョコレートが多い」と女性スタッフ。

 バリ島には多くの外国人居住者がいる。そのためインターナショナル・スクールも多く存在する。学校のイベントもさまざまで、バレンタインデー前になると告白リストが配布され、「花を贈る」「チョコレートを贈る」「歌を贈る」などの選択科目にチェックし、贈る相手の名前を記入して提出しておけば代行して手配するサービスを提供する学校もあるほか、バレンタインデーと「V-Day」(Violence Against Women day)とをかけて、女性への暴力を無くそうというイベントを開く学校もある。

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