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バリ島で「ピンクリボン」の活動盛ん ファンウオークも

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 バリ島でピンクリボンの活動が広がりを見せている。今年は10月6日~8日の3日間にわたり、バリ島南部の複数の会場で行われた。

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 ピンクリボン運動は1980年代のアメリカが発祥といわれ、乳がんの正しい知識と早期受診の促進を目的としている。バリ島でも数年前から在住欧米人らが中心となって活動を行い、その輪は年々広がりを見せている。

 バリ島各所に設けられた検診会場には多くの女性たちが検診に訪れ、受診した女性たちには主催者から5キロの米、ピンクのタオル、せっけんや現金10万ルピアが手渡された。乳ガン検診という知識が無く、恥ずかしいというバリ人女性らに進んで検診を受けてもらえるようにと考えた苦肉の策だ。

 「私たちのやり方に異議を唱える方もいるが、乳ガンの知識がない女性たちに少しでも関心を持ってもらえる方法でアプローチしている」と、主催者でインドネシア人福祉活動家のメリーさんは話す。

 今年はサヌール地区の会場だけで約200人の女性が受診したという。メリーさんらは資金集めのパーティーを開催するなどして集めた収益金で活動を続けている。

 8日にはヌサドゥア地区の会場ではPINK RUNと銘打ったマラソン大会も開催し、参加者らは5キロ、10キロ、21キロ、ファンウオークの4つのコースを思い思いに楽しんだ。

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